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野村不動産が関西物流展へ初出展、「物流議論」も関西で初開催

物流業界全般

野村不動産とLOGISTICS TODAYが展開している「物流議論」は、多様な物流課題の実情を明らかにしながら、その解決のための取り組みを検証し、変革を促す場です。

2023年の第1回開催から、改正改善基準告示施行直前の荷主や3PL事業者の取り組み、自動化進む倉庫運用戦略、WMS(倉庫管理システム)主要ベンダーによる討論会や、改正法で注目を集めるCLO(物流統括管理者)に関する討論など、その時々のもっとも重要なトピックをテーマに、これからの物流のあり方を検証してきました。野村不動産は、単なる施設提供の領域から、「物流議論」を通して業界変革のためのアクションを呼びかけています。

4月9日から11日まで、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開催される「第6回 関西物流展」では、これまで東京から発信を続けてきた「物流議論」を、”関西版”として現地開催することが決定しました。

野村不動産にとって関西物流展は初出展。ブース会場での展示はもちろん、セミナー会場での「物流議論」と多様な角度から、あるべき物流の未来に向けた改革の重要性を、関西や西日本へと広めていきます。

さて、物流展の会期となる4月9日、10日、11日の3日間、それぞれのテーマを用意した関西版物流議論では、いったいどんな議論が繰り広げられるのでしょうか。同社の都市開発第二事業本部 物流事業部 営業企画課の山崎陽世里氏と、都市開発第二事業本部 物流事業部 事業企画課の朝倉南氏に話を聞きました。

・「関西版物流議論」、3日間を通してCLOの議論を深める

「タイミング的には、改正物流法の一部施行の直後の物流議論開催となります。来年度のCLOの設置義務化などに向けて、各企業の取り組みも、さらに前進させなくてはいけない時期であり、関西版議論の主要テーマに設定しました」と山崎氏はいいます。

野村不動産株式会社 都市開発第二事業本部 物流事業部 営業企画課 山崎陽世里氏

CLO設置義務化までのカウントダウンも始まる状況ですが、事業の将来を左右する役職の選定となるだけに、慎重に情報収集を続けている事業者も少なくないはず。関西物流展は、CLO像が明確になっていない、CLO設置に不安があるといった事業者が最新情報を集める場となります。「関西版物流議論」を通して、それぞれのCLO対策を確認したり、見直すといった来場者も少なくないはずです。

それでは、3日間それぞれの「関西版物流議論」のテーマはどんなものになるのでしょうか。

「初日の4月9日は、『CLOとDXの未来:物流革新と投資戦略』のテーマで、CLOが担うべきDX戦略や必要な機能などについて議論します」(山崎氏)

今後の持続的な物流機能の維持においては、DX(デジタルトランスフォーメーション)が必須の取り組み。その戦略の中核を担うCLOには、デジタル先進技術に関する知識や、投資戦略も求められます。”DXとファイナンス”が不可分な戦略領域となるCLOの役割について踏み込み、DX戦略の具体的事例から、業界標準構築まで検証する予定です。

「2日目となる10日のテーマは、『CLOの現場力:物流管理とリーダーシップの新潮流』。CLOが担うべき現場牽引力とプロジェクト管理について話し合います」(朝倉氏)。物流現場で培われたリーダーシップを、CLOの多様な管理領域にどう活用するのか。チーム作りやプロジェクト管理の重要性、日系企業特有の課題や成功事例を共有することから、CLOによるサプライチェーン管理の実践的手法について検証します。CLO設置後の体制作りがイメージできないという企業にとって、より具体的な運用が共有できる議論となりそうです。

野村不動産株式会社 都市開発第二事業本部 物流事業部 事業企画課 朝倉南氏

「最終日の11日は、『共同化と脱炭素が拓く新たな物流価値』として、持続可能性に向けたCLOの役割を議論します」(山崎氏)。物流業界は効率化のみならず、脱炭素化、人材不足対応、共同物流への取り組みなどにも早急な対応が必要です。当然、CLOだからこそ牽引できる持続可能性を、戦略で示していかなくてはなりません。脱炭素に向けた最新技術の活用はもちろん、これからの物流事業を支える人材獲得のための取り組みやSDGsの具体的なアイデアも議論。未来のあるべき「かっこいい」物流イメージ確立への道筋を考えます。

3日間とも、野村不動産とLOGISTICS TODAY、さらに経営・DXコンサルティングのシグマクシスが参加し、CLOのDX化推進力、投資戦略や管理能力、社内外の調整能力や社会貢献への姿勢といったさまざまな観点から議論を深めます。物流議論が提起する物流のあるべき姿を目指し、CLO活動を支援する実践的コミュニティ「CLOサロン」の立ち上げに参画するなど、物流リーダー育成支援の構想ともリンクした、野村不動産の未来を見据えた取り組みを知る機会となります。

各回30分という時間では語り尽くせない課題については、「第6回 物流議論」として、初の大阪会場リアル開催を伴うハイブリッドイベントを予定しており、文字通りこれからの物流業界についての徹底討論となります。

・展示会場、セミナー会場と、野村不動産の多彩な取り組み紹介

セミナー会場の「関西版物流議論」だけではなく、野村不動産のメイン展示ブースも必見です。Landoportシリーズの最新動向や、企業間共創コンソーシアム・Techrum(テクラム)の取り組みを紹介。さらには来場者にガチャガチャを回してもらい、特典が当たるお楽しみも用意されています。「このコラムを読んだという方には、特別にもう1回、ガチャガチャを回してもらえます。ぜひ、気軽に声をかけてください」(朝倉氏)

Landport、テクラム、物流議論、CLOサロンと、野村不動産の多岐にわたる取り組みがすべて、物流業界の未来への道程となっていることが、関西物流展で明らかになるでしょう。

「第6回 関西物流展」概要

会期:2025年4月9日(水)-11日(金)10時〜17時(最終日は16時まで)

会場:インテックス大阪(大阪市住之江区南港北1-5-102)

来場方法:公式ウェブサイトでの「来場者事前登録」が必要(無料)

【野村不動産 展示ブース情報】

カテゴリー:搬送/仕分け/ピッキング

ブース番号:6号館 A3-52

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「関西版物流議論」開催概要

4月9日(水)16:00〜16:30『CLOとDXの未来:物流革新と投資戦略〜データ活用とファイナンス力〜』

4月10日(木)15:10〜15:40『CLOの現場力:物流管理とリーダーシップの新潮流〜現場牽引力とプロジェクト管理〜』

4月11日(金)14:20〜14:50『共同化と脱炭素が拓く新たな物流価値〜CLO視点の持続可能性戦略〜』

*いずれも4号館⑦会場にて開催

*当日先着順・聴講無料

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