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BCP対策と安定雇用で高付加価値の物流需要に応える
物流適地・北摂エリアの重要拠点「Landport高槻」

プロジェクト紹介
<右>野村不動産株式会社 都市開発第一事業本部 西日本支社 都市開発事業部開発二課 安田遼矢氏
<左>野村不動産 都市開発第一事業本部 西日本支社 都市開発事業部開発一課(←組織変更に伴い変更可能性あり) 千田卓弥氏
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(インタビュアー: 赤澤裕介LOGISTICS TODAY 編集長)

大阪と京都の中間、いわゆる「北摂エリア」に属する高槻市は、関西全域へのアクセスに優れた物流適地として注目されています。野村不動産が2017年に開発した「Landport高槻」は、その立地と高機能な設備によって、多様な物流ニーズに対応できる施設として高い評価を受けています。

「Landport高槻」の外観イメージ。

関西一円を配送圏内に、東西結ぶ中継拠点のポテンシャルも

高槻市は、関西の主要都市を結ぶ交通の要衝であり、名神高速道路や国道171号線などの主要道路へのアクセスが良好。淀川沿いには運送会社が集積し、摂津・寝屋川方面にも近いため、関西一円はもちろん、東京-大阪間の中継輸送拠点としても機能します。

物流の要衝・北摂エリアに位置し、主要高速道路のアクセスに優れる。

こうした立地の強みを活かし、Landport高槻は地元配送と広域物流の両方に対応できる施設として設計されています。野村不動産株式会社 都市開発第一事業本部 西日本支社 都市開発事業部開発二課 安田遼矢氏によると「テナント企業様の多くには、関西圏内の物流を広くカバーしながら、東西の拠点をつなぐ中継地点としてもご利用いただいています。」

希少な免震構造でBCP対策、精密機器・医薬品物流にも適応

Landport高槻は、関西では珍しい免震構造を採用し、発電機を完備するなど、BCPを意識した設計が施されています。野村不動産 都市開発第一事業本部 西日本支社 都市開発事業部開発一課の千田卓弥氏によると、「免震装置は、特に半導体・医薬品・精密機器といった高付加価値の荷物を扱う企業にとって大きなメリットとなるでしょう。」

免震構造は耐震構造と比べ、振動を免震ゴムが吸収することで揺れを緩和する効果があります。これにより、建物の損壊だけでなく、保管している荷物の落下や破損などを防ぎます。また、災害時用に72時間分の非常用発電機や、非常用備蓄庫を完備しています。

免震構造により激しい揺れを抑え、建物の損壊だけでなく、荷物の落下を防ぐ

住宅地近くの立地で人材確保でも優位性あり

安定した人材確保にも優位性を持ちます。Landport高槻の周辺には住宅地が広がっており、労働力の確保が容易であることから、テナント企業からは「雇用に困ったことがない」という声が多く聞かれています。また、施設周辺の人口密度の高さから、駐車場の一部を駐輪場に改修するほど自転車通勤者が多く、従業員が無理なく通勤できる環境が整っています。通勤者の中には、昼休みに自宅へ帰るほどの距離で通勤している人も多いようです。

施設内には共用のカフェテリアや、作業の合間に利用できるシャワーブースを設置。コンビニエンスストアも併設され、施設で働く従業員の利便性を向上させています。

柔軟な区割りにも対応、関西を代表する重要拠点に

そんなLandport高槻では現在、3階部分(4000坪)のテナント企業を募集中(2025年5月現在)。ワンフロア2000坪単位とフレキシブルな区割りにも対応可能なため、企業の規模に応じた柔軟な運用が実現できることが強みです。また、「ランプウェイを活用することで、上層階でもトラックの直接乗り入れが可能な設計となっているため、搬出入の効率化が期待できます。」(安田氏)

募集中の3階平面図。2000坪単位の区割りにも対応できる。

Landport高槻は、免震構造や発電機といったBCP対応の高さを活かし、精密機器や医薬品などの高付加価値物流の需要に応える広域物流拠点として、存在感は高まっていくことが予想されます。立地・設備・雇用環境のすべてにおいて、物流の最前線を走る存在として、今後も関西の物流を支える重要な拠点となっていくでしょう。

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